JAあいち豊田サニーレタス部会は9月16日、部会員の育苗場所を巡回し、は種後の発芽状況など育苗の生育を確認しました。
この日は、部会員やJA職員ら合わせて7人が参加し、3カ所の育苗場所を巡回しました。豊田市河合町でサニーレタスを栽培する児玉賢一さんの育苗場所では、定植前の苗を確認し生育は順調。育苗時の温度管理や定植するほ場の水はけをよくするための溝切りなどの注意点を指導しました。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の森本杏子主任は「定植後はアブラムシ等の発生に気を付けて、病害虫の防除をしっかりとしてほしい」と話していました。
サニーレタスは比較的病害虫の被害が少なく定植後の管理がしやすい。また、軽量で栽培期間が短いため新規栽培に取り組みやすい。同部会では、これまで耐寒性に優れたサニーレタス「レッドウェーブ」を主に栽培し、12月から1月にかけて出荷していましたが、ここ数年の気象環境の変化を踏まえ、2年前から8月下旬の早まきが可能で11月に収穫できる品種「晩抽サーフレッド」も導入し栽培しています。次回は、10月上旬頃に「レッドウェーブ」の育苗巡回を予定しています。
同部会は、9人が所属し、11月から1月下旬にかけて市場を通じてスーパーを中心に出荷する予定。昨年は2344キログラムを出荷しました。
写真=は種後のサニーレタスの生育状況を確認する部会員ら