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イチジク品評会加藤哲平さんが金賞/豊田市農産物ブランド化推進協議会

2021.09.17

 JAあいち豊田や豊田市などで構成する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月17日、同市広路町のイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「いちじくの部」を開きました。JAいちじく部会のイチジク「桝井ドーフィン」23点が出品され、厳正な審査の結果、みよし市打越町の加藤哲平さんが金賞に輝きました。
 この品評会は、生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに、地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いているもの。毎年、愛知県のいちじくの日である9月19日前後に開いています。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員や市場関係者ら4人が審査員を務め、色・形・食味などを一つ一つ丁寧に時間をかけながら審査しました。15度を超えると十分な甘さとされるイチジクの糖度は18度を超えるものもあり、高品質なイチジクがずらりと並びました。審査の結果、銀賞に豊田市西田町の佐藤竹志さん、銅賞に豊田市和会町の鶴田猛士さん、店長賞は豊田市和会町の岩崎澄雄さんが受賞しました。同農業改良普及課の原良将技師は「長雨の影響が心配されたが、大玉でそろいが良く、品質の高いイチジクが出品された。栽培に対する細やかな努力が感じられる」と高評価でした。
 同部会は43人が所属し、合わせて6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」や「サマーレッド」を露地栽培していますい。昨年は68トンを出荷し、今年も同量の出荷量を見込んでいます。同部会のイチジクは、西三河共計として共同出荷され、「西三河のいちじく」として10月末まで名古屋・豊田市場を中心に出荷される予定です。


写真=イチジクを丁寧に審査する審査員ら