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金賞には加藤吉裕さん/梨「あきづき」品評会

2021.09.17

 JAあいち豊田と豊田市などで組織する豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月17日、同市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「なしの部」を開きました。JA梨部会が出荷ピークの梨「あきづき」3玉を1点とし、全16点を出品。厳正な審査の結果、同市舞木町の加藤吉裕さんが金賞に輝きました。
 品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いています。この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者など合わせて4人が審査員を務めました。今年は長雨と日照不足などの影響から、病害虫等の被害が心配されたものの、生産者の努力で品質の高い梨が出品されました。糖度が14度を超える梨もあり、甲乙つけがたい良品が並びました。審査の結果、銀賞は同町の磯村嘉美さんが、銅賞は同町の永田豊明さんが、店長賞は同市本徳町の山田正義さんがそれぞれ輝きました。同農業改良普及課の原良将技師は「長雨を乗り越えて、非常に良い梨が出品されたことに、農家の努力がうかがえる」と話していました。
 JA梨部会は同市猿投・上郷地区の43人が所属し、合わせて27ヘクタールで8種類の梨を栽培。今年はこれまでに250トンを出荷し、12月中旬までの年間出荷量は約380トンを見込んでいます。

写真=梨「あきづき」を丁寧に審査する審査員ら