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サクサク食感で甘みの強い柿「太秋」出荷スタート/JA柿部会

2021.09.27

 JAあいち豊田柿部会は9月27日、豊田市四郷町にあるJA選果場で柿「太秋」の目ぞろえ会を開きました。「太秋」はサクサクとした食感で、糖度の高いことが特徴。今年は雨量が多かく生育が心配されましたが、つや・形・色ともによい柿に仕上がっています。同30日から出荷を始め、今年は1600キログラムの出荷を予定しています。
 この日は、部会員や市場関係者、JA職員など11人が参加。部会員が持ち寄った柿「太秋」をサンプルに、赤色度や等級基準などの出荷規格を統一しました。食味の確認では、サクサクとした食感、青みが残っていながら糖度がしっかりあるといった太秋の特徴を確認し合いました。柿部会の那須強部会長は「品質の高い柿を出荷し、消費者に喜んでもらえるよう、しっかりと目をそろえてほしい」と部会員に呼びかけました。
 今年は部会員が1人増え8人の農家が、昨年よりも94アール多い374.5アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。昨年は合わせて7.2トン出荷し、今年は合わせて18.6トンの出荷を予定しています。品種を変えながら12月上旬まで出荷が続く予定です。また、同部会では規格外品を加工用として買い取り「柿ようかん」などにして販売。農家所得向上にも力を入れています。

写真=出荷規格を確認する部会員ら