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定植後の苗の栄養状態を確認/JAいちご部会

2021.09.30

 JAあいち豊田いちご部会は9月30日、ほ場巡回指導会を開きました。9月上旬から始まったイチゴ定植後の苗質をJA営農指導員らが確認するため、部会員のハウスを巡回しました。定植後の苗の栄養診断を中心に実施しました。
 この日は、JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員が部会員のほ場9カ所を巡回。今年は8月からの急激な気候の変化で平年よりも最高気温が低く日照不足も影響し、苗が弱い傾向です。葉のようすや根の張りなど生育状況を確認しながら、1カ所20分ほどかけて丁寧に巡回しました。10月4日にも7カ所を巡回します。農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今年は冷夏の影響から花芽の分化が早まると予想されます。マルチづくりや受粉のタイミングをよく見極めて、適宜対応してほしい」と話していました。
 同部会は、17戸の農家が約240アールで「紅ほっぺ」「章姫」「ゆめのか」「とちおとめ」の4品種を栽培。今年度は約80トンを「とよたのいちご」として出荷する予定です。

写真=葉の様子を確認する同JA営農職員と農家