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サニーレタス育苗巡回 生育は順調/JAあいち豊田サニーレタス部会

2021.10.07

 JAあいち豊田サニーレタス部会は10月7日、サニーレタス「レッドウェーブ」を栽培する部会員の育苗場所8カ所を巡回し、9月のは種後の発芽状況など苗の生育を確認しました。現在、天候にも恵まれ順調に生育しています。今後の定植に向けて現状を把握し、品質の高いサニーレタスを出荷できるよう農家へアドバイスをしました。
 この日はJA職員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員、部会員が参加。育苗時にチョウ目類害虫やアブラムシの発生が多いことから苗につく害虫を注意深く観察しました。同農業改良普及課の森本杏子主任は「病害虫の被害を最小限に抑えるため苗をよく観察し、早期発見早期防除に努めてほしい。定植後はアブラムシ等の発生に気を付けてほしい」と話していました。
 サニーレタスは比較的病害虫の被害が少ないので定植後の管理がしやすく、軽量で栽培期間が短いため、新規栽培者が取り組みやすい品目。同部会では、これまで耐寒性に優れたサニーレタス「レッドウェーブ」を主に栽培し12月から1月にかけて出荷していましたが、ここ数年の気象環境の変化を踏まえ、2年前から8月下旬の早まきが可能で11月に収穫できる品種「晩抽サーフレッド」も導入し栽培しています。
 同部会は9人が両品種合わせて約60アールで栽培。昨年は11月から1月下旬にかけて市場を通じてスーパーを中心に2344キログラムを出荷し、今年も同量の出荷を見込んでいます。

写真=病害虫の発生有無を確認するJA職員ら