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柿「富有」「次郎」「富士柿」出荷スタート/JAあいち豊田柿部会

2021.10.07

 JAあいち豊田柿部会は10月7日、豊田市四郷町にあるJA選果場で柿「富有」「次郎」「富士柿」の目ぞろえ会を開きました。部会員が持ち寄った柿をサンプルに、赤色度や等級基準など出荷規格を統一しました。今年は生育時に雨が多く生育が心配されたものの、昨年多かったカメムシの被害も少なく順調に生育。つや、形、色、味ともによい柿に仕上がっています。同月9日から荷受けを開始し、11日から店頭に並ぶ予定です。
 この日は、部会員や市場関係者、JA職員などが参加。部会員らはサンプルを手にとり、JA職員からの傷害果や形状などの規格説明を熱心に聴き、確認しました。JAの岡本竜一主査は「今回の目ぞろえ会で決めた基準をしっかりと守り、消費者に安心して手にとってもらえるよい柿を届けてほしい」と話していました。
 今年は部会員が1人増え、8人の農家が昨年よりも94アール多い、374.5アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。昨年は合わせて7.2トン出荷し、今年は合わせて18.6トンの出荷を予定しています。品種を変えながら12月上旬まで出荷が続く予定です。また、同部会では規格外品を加工用として買い取り「柿ようかん」などにして販売。農家所得向上にも力を入れています。

写真=出荷規格を確認する部会員ら