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「春の七草」確実な出荷に向けて栽培管理学ぶ/JAあいち豊田セリ・七草部会

2021.10.08

 JAあいち豊田セリ・七草部会は10月8日、豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで春の七草の研修会を開きました。1年間の無病息災を祈って正月7日に食べる「春の七草」は同市松平地区の特産品。7日に合わせ出荷するため、綿密な栽培計画が必要なことから、部会員同士の栽培状況の共有と今後の栽培管理を学びましたた。今年は27000パックの出荷を目指しています。
 この日は、同部会員とJA職員、愛知県加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員らが参加。7品目それぞれのは種時期の予定や栽培管理を各農家から聞き取りました。また、今後の気候の見通しや栽培方法、台風などの対策を部会員同士で熱心に話し合いました。同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今年は9月下旬から平年よりも気温が高い。病害虫の発生が予想されるため、こまめにほ場の様子を見て回り、早期防除に努めてほしい」と話していました。今後は11月上旬にほ場巡回を行い、生育状況を確認する予定です。
 今年は5戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培しています。松平地区の七草はボリュームがあり7品目のバランスが良いと消費者からの人気が高いです。昨年度は約27000パックを出荷しました。

写真=今後の栽培管理を話し合う部会員ら