ニューストピックス

いちじく部会の仲間になろう/新規栽培希望者説明会

2021.10.27

 JAあいち豊田いちじく部会は10月27日、豊田市西町にあるJA本店と豊田市上郷町にあるJA上郷営農センターで、イチジクの新規栽培希望者説明会を開いた。希望者9人が参加し、JA職員や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員が、イチジクの生育特性や栽培方法などを説明しました。
 今年度の栽培希望者は9人。JA管内のイチジク栽培の気候条件に良い地域を対象にJA広報誌内に折込チラシを同封し、豊田市農ライフ創生センターの受講者にも声掛けして募集しました。イチジクは他の果物に比べて、苗木を植えた翌年から収穫が見込めることや、授粉や摘果作業もないこと。高所での作業もなく果実が軽量のため、女性や高齢者の栽培にも適していることから、年齢や性別を問わず作業に取り組めます。新規栽培希望者の女性の1人は「農業を始めたい思っていたところ、イチジク栽培が比較的初心者にも向いると知って参加しました。部会加入すれば栽培のノウハウを教えてもらえることを知り挑戦してみたいと思います」と話していました。部会では新規栽培者の育成に力を入れ、畝立て講習会や定植講習会、ほ場巡回のほか、新規部会員を対象にした巡回指導を行い、安心して栽培に取り組める環境づくりも行っています。
 同部会は今年度43人が所属し、合わせて6.5ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を露地栽培しています。昨年は68トンを出荷し、今年は8月から10月末まで出荷が続く見込みです。同部会のイチジクは、西三河共計として共同出荷され、「西三河のいちじく」として名古屋・豊田市場を中心に販売します。

写真=農業改良普及課職員の話を熱心に聴く新規栽培希望者ら