ＪＡあいち豊田の子会社で葬祭事業を展開する株式会社ＪＡあいち豊田サービスは１１月２日、豊田市九久平町にある松平交流館で「終活セミナー」を開き、同市松平地域の高齢者クラブに所属する会員ら３１人が参加しました。同地域は高齢者世帯が多く、終活を詳しく学びたいという地域の依頼を受け、同社が対応しました。
　終活とは人生の終焉を考えることを通じて、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと。この日は、終活カウンセラーの資格を持つ同社の大橋健一葬祭ディレクターが、終活とは何かという基本的なことから医療や介護などの知るべきことを説明しました。セミナーの終わりには、自分の想いを残すことができるエンディングノートの記入を参加者らが自ら実践しました。参加者の一人は「終活という言葉はよく聞くけれど実際に行動に移せなかったが、今後を考える良いきっかけになりました」と話していました。また、同社の林義之課長は「自分にとって何が大切かを今一度考え、今後の人生を有意義に過ごせるようセミナーで学んだことを役立ててほしいです」と話していました。
　同社はＪＡ管内の他地域でも同様のセミナーを実施するほか、エンディングノートを無償で配布し終活を考える機会を提供しています。

写真＝同社社員の話を熱心に聴く参加者ら