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猿投のハクサイ出荷最盛期/JAあいち豊田猿投白菜部会

2021.11.05

 JAあいち豊田猿投白菜部会は11月5日、ハクサイの産地として知られる豊田市猿投地域でハクサイの出荷最盛期を迎えました。今年は適度な雨量があり、暖かい気候が続いたことから順調に生育。葉がぎっしりと詰まった品質の良いハクサイに仕上がっています。10月27日から収穫を開始し、翌年1月中旬まで続く予定です。
 この日は、同市御船町のほ場で同部会新谷孝二部会長が朝から丁寧にハクサイを収穫。包丁を使い、一玉ずつ切り取り、その場で重さをはかりながらサイズごとに段ボールに詰めていきました。収穫した品種「晴黄」は芯が黄色く葉が柔らかいことが特徴。重さは2キロ前後で、約200玉収穫した。新谷部会長は「病気はほとんどなく、良好なハクサイができた。部会員が心を込めて育てたハクサイを少しでも多くの人に味わってほしい」と話していました。
 同部会が主に栽培している品種は、カット販売を想定し、中心部がきれいな黄色で、甘みやうまみが強い品種「黄ごころ」「きらぼし」を主体に栽培しています。また、栽培履歴の記帳やJAあいち版GAP(食品衛生)に取り組み、安全・安心で環境に配慮したハクサイ作りに力を入れています。
 同部会は13戸の農家が所属し、合わせて約10.1ヘクタールで栽培。厳選された品質の良いハクサイとして市場の評価も高いです。今年は約690トンの出荷量を見込んでいます。

写真=収穫したハクサイの重量を図りながら箱詰めする新谷部会長