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大玉で高品質な柿「富有」競う/みよし市果実(柿)展示品評会

2021.11.04

 みよし市果樹組合は11月4日、同市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で第23回みよし市果実(柿)展示品評会を開きました。同組合員が柿「富有」5玉(1.3~1.5キログラム)1組で23点出品した。最高位にあたる愛知県知事賞には同市莇生町の清水義則さんが輝きました。
 同品評会は栽培技術と品質の向上を図り、秀品率を上げることや同市産の果実の消費拡大を目指し開いているもの。今年は生育時の天候不良による影響が心配されましたが、生育は順調で品質は良好です。通常糖度14度~16度のところ、糖度18.2度と高いものも出品されました。
 審査では、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員やJA職員など15人が審査。玉ぞろいや形状・色択などの外観、果肉の状態や食味などの内容、糖度を基準に丁寧に審査し、県知事賞を含む11点が入賞しました。同組合の竹谷明永組合長は「部員の努力で今年も高品質な柿が数多く出品された。甘みよしのブランドを広めるため、さらなる品質の向上を目指して今後も頑張ってほしい」と話していました。
 同組合共撰柿部は同市35人の農家が7.1ヘクタールで柿「太秋」「富有」「次郎」「陽豊」を栽培。地元市場などに11月下旬ごろまで出荷する予定です。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=柿を1点1点丁寧に審査する審査員ら