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第21回ジャンボ梨コンテスト/川上浩司さんの梨が県知事賞

2021.11.09

 JAあいち豊田梨部会は11月9日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場で晩生品種の梨「愛宕」の重量を競う「第21回ジャンボ梨コンテスト」を開きました。最高位の愛知県知事賞は、重量2.974キログラム、胴回り58.4センチメートルの川上浩司さんが栽培した梨が受賞しました。
 この日は、同部会で梨「愛宕」を栽培する生産者のうち18人が各1点を出品したほか、県立猿投農林高等学校の生徒が実習で育てた梨1点の合わせて19点が出品されました。審査は、梨の重量で順位を決め、重量が同じ場合は胴回りのサイズが大きいものを選びます。愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員らが重量と胴回りを測定し、豊田市乙部町の川上浩司さんが最高位の愛知県知事賞を受賞しました。川上さんは「今まで8年間優勝を目指して大きな愛宕梨を作り続けてきた。優勝できてとてもうれしい」と話していました。
 ジャンボ梨コンテストは、日ごろ高品質な梨作りを目指す部会員が、梨「愛宕」の重量を競うことで生産技術の向上を図り、来季にむけ生産意欲を高めることが目的。コンテスト優勝の川上さんの梨は、同市場の競りにかけられ(有)マルシン青果が30万円で競り落としました。
 同市は県下有数の梨産地。JA梨部会は、同市猿投地区と上郷地区で43人の農家が所属し、合わせて27ヘクタールで8品種の梨を出荷しています。今年は、全品種で約400トンの梨の出荷する予定です。

写真=重さ2.974キログラムの梨「愛宕」で優勝した川上浩司さん(右)