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生産意欲と栽培技術の向上を目指す/管内ほ場視察研修会

2021.11.10

 JAあいち豊田いちご部会は11月10日、同部会員2人の代表ほ場で管内ほ場視察研修会を開きました。他の部会員のほ場を視察し、自身のほ場とは違う点や良い点に気づき、意見交換することで生産意欲を高め、栽培技術向上を目指します。
 この日は、同部会員とJA営農職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員ら13人が参加。部会員はほ場を視察しイチゴの草勢を確認しながら、給液の濃度や回数、管理方法を園主に質問しました。同部会の原田眞吉部会長は「ほ場視察を参考に、今後の生育管理に活かしてほしい」と部会員に呼びかけました。
 今年は8月の悪天候と高湿度の影響で育苗段階では苗が弱い傾向にでしたが、9月の定植後からは天候に恵まれ、根張りや草勢は回復傾向にあります。同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「今後は草勢を安定して維持していくために、電照の点灯タイミングや給液濃度の割合などに注意してほしい」と話していました。
 同部会は、17戸の農家が約240アールで「紅ほっぺ」「章姫」「ゆめのか」「とちおとめ」の4品種を栽培。今年度は約80トンを「とよたのいちご」として出荷する予定です。

写真=代表ほ場を視察しながら意見交換する部会員