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部会全体で品質高く収穫量を確保/JAなす部会栽培資料検討会

2021.11.12

 JAあいち豊田は11月12日、ナス栽培の体系をまとめた栽培こよみを作るため2022年度作なす部会栽培資料検討会を開きました。JA営農指導課職員ら7人が参加し、今年度の栽培状況や部会員からの要望をもとに次年度配布する資料を検討しました。見やすく分かりやすいをこよみ作成し、部会全体で、品質が高く収穫量を確保できるナス栽培ができるよう技術を共有します。
 この日は、JA営農職員のほか、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JAあいち経済連の担当者も参加。定期的なほ場巡回に毎回同行し、部会員の栽培状況やほ場条件を知る同農業改良普及課の森本杏子主任は「今年6月から8月にかけて褐紋病が多く見られました。次年度の防除暦には褐紋病への対策を強めた薬剤を取り入れたほうがよいのではないか」などと提案しました。また、JA営農職員が同部会員などに聞き取りをした結果「防除こよみが2つに分かれていてわかりにくい。ひと目でわかるようまとめてほしい」などの意見から、寄せられた声を参考に約2時間半かけて防除こよみの構成などを検討しました。JA営農指導課の前田有美さんは「部会員が少しでも理解しやすいものを作成することで、ナスの栽培技術向上を目指し、収穫量・品質を高めてもらいたい」と話していました。
 同部会は48人が所属し、合わせて2.7ヘクタールでナスを栽培しています。出荷するナス「筑陽」は、ボリュームがあり消費者や市場からも好評です。毎年、6月上旬から10月末の長期出荷を目指し、今年は150トンを出荷しました。

写真=次年度作の防除暦などを検討する同JA職員ら