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土づくりの大切さを周知し/農家所得の向上を目指す

2021.11.16

 JAあいち豊田では、米の収穫量増や品質向上で農家所得の向上を目指すため、良質な土づくりを推進しています。より土づくりに関心を持ってもらおうと、JA営農部の職員が11月5日から19日にかけて農家宅を訪問し土壌改良材と土壌診断の必要性を説明。16日時点で164戸の農家を訪問しました。
 JAでは天候不良に加え、近年、水田の地力低下により米の品質低下が問題視されていることから地力の強化・増進に力を入れています。次年度に水稲を作付けする管内のほ場を対象に土壌診断の費用を全額助成しています。2020年度に管内の土壌診断をした結果、光合成の促進や根の活力向上、耐倒伏性の向上が期待できるケイ酸が79%のほ場で不足し、水田から発生するガスを抑える鉄が55%のほ場で不足している傾向が見られ、土壌改良材を活用し土づくりを見直すとの結果が出ています。
 11月15日は、JA営農職員2人が豊田市足助地区で米を栽培する農家を訪問し、土壌改良材活用の重要性を説明しました。JA営農指導課の宇野達也課長は「土づくりがいかに重要か農家に今一度知ってもらい、異常気象に負けない品質の高い米が収穫できる土壌環境を作ってほしい」と話していました。
写真=資料をもとに土づくりの重要性について説明する営農部職員