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新規栽培希望者5人集まる/2022年作加工用トマト栽培説明会

2021.11.18

 JAあいち豊田は11月18日、豊田市西町にあるJA本店でトマトケチャップなどの原料に使う加工用トマトの2022年作栽培説明会を開きました。加工用トマトは、支柱を使わず露地栽培が可能なため比較的管理も簡単で、コンテナを借りて出荷できるため取り組みやすい品目。契約出荷で経営も安定しやすいというメリットがあります。年々栽培希望者があり、今年は5人の新規栽培希望者が集まりました。  
 この日は、生産者や新規栽培希望者、出荷先であるコーミ株式会社、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員ら16人が参加。農業改良普及課職員らが栽培の概要や管理方法、支援体制を説明しました。JA営農指導課の山岡勝宏課長補佐は「加工用トマトは初心者にもどの年代層にも取り組みやすい。国産ケチャップの需要が高いので、ぜひ多く出荷し所得につなげてほしい」と話していました。
 JAでは約10年前から組合員に栽培を呼びかけています。生産者が意欲的に栽培に取り組めるよう、1株当たりの収穫量が多収や増加した農家の表彰を行い、農業資材を贈呈。栽培意欲向上を図っています。2021年度は14人の生産者が合わせて55.7アールで4,428本の加工用トマトを栽培。7月上旬から8月上旬にかけて出荷し、契約出荷先のコーミ株式会社に12,945キロを出荷しました。主に同社の豊橋工場に送られ、国産トマトケチャップの原料として使われています。

写真=説明を熱心に聴く栽培希望者ら