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葉がぎっしり詰まったキャベツ出荷開始/農業生産法人株式会社中甲

2021.11.22

 JAあいち豊田と農業生産法人株式会社中甲は11月22日、豊田市前林町にあるJA前林農産物集荷場でキャベツの出荷目ぞろえ会を開きました。今年は生育時に雨が降らず気温が高かったことから生育が心配されましたが、同社社員の細やかな栽培管理で葉がぎっしりと詰まった甘みある品質の高いキャベツに仕上がっています。
 この日は、JA職員や同社社員、市場関係者など合わせて22人が参加。通常の市場出荷とJAあいち経済連を通した主に加工用として使われる契約出荷の2つの出荷方法を採用しているため、それぞれの担当者が実際に出荷されるキャベツを参考に出荷規格や出荷方法などを確認しました。社員らは熱心に話を聞き意見交換をしました。同社園芸部の宮川潤平さんは「社員一丸となって今年も良いキャベツを出荷できるよう、こまめな水やりや追肥など、天候に応じて栽培の仕方を工夫し、最終的にはいいキャベツができた。ぜひ、新鮮なキャベツを味わってもらいたい」と話していました。
 同社は2010年の株式会社化を機に、米・麦・大豆の栽培に加えキャベツ栽培を開始し、産地化を目指しています。今年は8ヘクタールでキャベツを栽培し、約240トンを出荷する予定です。

写真=キャベツの出荷規格を確認する社員ら