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「春の七草」ほ場で栽培指導/出荷に向け生育順調

2021.12.02

 JAあいち豊田は12月2日、「春の七草」を栽培する農家のほ場を巡回し、生育状況などを確認しました。豊田市松平地域は県下有数の「春の七草」の産地。産地にふさわしく、葉も青々と柔らかく順調に生育しています。来年1月には「松平の七草がゆセット」として約27,000パックを豊田、岡崎、名古屋市場などに出荷する予定です。
 七草がゆは、1年の無病息災と長寿延命の祈願として、正月7日の朝に食べると良いとされているもので、同地域では1984年から「春の七草」の出荷を始めています。
 この日は、JA職員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が、JAセリ・七草部会の部会員のほ場全5カ所を巡回。七草の各品目の生育状況や病害虫の有無などを確認して、出荷に向けて今後の栽培管理を指導しました。JA営農指導課の飯田孝則さんは「平年より気温の高い日も続いたが、部会員の細やかな栽培管理で、順調に生育しています。出荷に向けて最後の仕上げを行ってほしい」と話していました。今後は、12月21日の出荷目ぞろえ会で規格統一する予定です。
 同部会は5戸の農家が所属し、合わせて約1ヘクタールで7品目を栽培。パック入りの七草のほか、地元産の米「ミネアサヒ」を詰め合わせた「七草がゆセット」1箱1,500円(税込)の宅配もしています。今年は約500箱を発送する予定です。

写真=七草の生育を確認する生産者ら