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いつでもどこでも栽培を学ぶ/動画で栽培こよみ伝える

2021.12.09

 JAあいち豊田は、米の栽培技術の底上げと農家所得の向上を目指して、今年の米の作柄と次年度対策を初めて動画にまとめ配信しました。要点を端的にわかりやすく編集し、農家がいつでもどこでも好きな時間に何度も見られるため、栽培に活かしやすいと考えて制作しました。
 動画を配信したのは、JAのユーチューブ公式チャンネル「こめったチャンネル」。米はJAの主要農産物として栽培に力を入れています。ここ数年の異常気象による高温障害や枯紋病の被害が増加傾向にあることから、少しでも多くの農家に重要なポイントを伝え、品質改善を図るためSNSを使い配信することを試みました。
 JA管内は南北に広く、気温差などで品種が異なり、栽培方法や作付け時期、病害虫防除のポイントが違うため、中山間地編と平たん地編の2つを用意しました。今年度の作柄状況を踏まえ、次年度に向けて作成した栽培こよみのポイントを絞り、それぞれ約13分のわかりやすい動画に仕上げました。コロナ禍で研修会が開きにくい状況にも対応します。JA営農指導課宇野達也課長は「米の品質を上げ、収穫量を増やし、農家所得の向上を図るために、伝えるべきことが多くあります。媒体を活用し、伝えることで次年度の米づくりの参考に活かしてほしい」と話していました。
 告知方法は、広報誌のほか各営農センターやほっとコーナーでのチラシ配布や、窓口で動画を流すことで周知します。

写真=パソコンとタブレットで動画をPRする営農職員