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茶農家選りすぐりのお茶競う/豊田市農林畜産物品評会「かぶせ茶・てん茶の部」

2021.12.22

 JAあいち豊田や豊田市などで構成する豊田市農産物ブランド化推進協議会は12月22日、同市西町の豊田市役所で豊田市農林畜産物品評会「かぶせ茶・てん茶の部」を開きました。同市茶業組合選りすぐりのかぶせ茶7点、てん茶8点が出品され、厳正な審査の結果、1位にあたる金賞には、かぶせ茶の部で同市吉原町の山内祥正さんが、てん茶の部で同市豊栄町の石川龍樹さんが選ばれました。
 この品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産性向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに、地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いているもの。この日は愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員3人が、外観や香気、水色、滋味の4項目を時間かけて審査しました。審査員のひとりは「出品されお茶は秀品ぞろいで、生産者の高い技術と良質なお茶づくりへの熱意を感じた」と話していました。2位にあたる銀賞はかぶせ茶の部で同市豊栄町の石川龍樹さんが、てん茶の部で同市吉原町の野場義尊さんが選ばれました。品評会に出品された農産物は同市にある福祉施設に寄贈しました。
 同市は、全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げる優良な茶産地。主に同市豊栄町・住吉町・吉原町など22戸の農家が同組合に加入し、力を合わせ優良茶の製造や安全・安心な茶作りに努めています。

写真=厳正に審査する審査員