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無病息災を願って「春の七草」出荷/JAあいち豊田松平営農センター

2022.01.05

 豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月3日と4日の2日間、1年間の無病息災と長寿延命を願う春の七草の出荷作業を行い、約25,000パックを出荷しました。出荷は3日から始まり、豊田・名古屋・岡崎の市場などを通じて「松平の七草粥セット」としてスーパーなど店頭に並びます。
 今年は平年よりも暖かい日が続き病害虫の発生が心配されたものの、部会員のきめ細やかな栽培管理で品質は良好。七草の産地にふさわしいボリューム十分の春の七草に仕上がっています。
 この日は、春の七草を食べると良いとされる正月7日の朝に間に合わせて6日までに店頭に並ぶよう、JA職員やアルバイト合わせて各日約40人が出荷作業をしました。JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使い手作業で丁寧にパック詰めました。JA松平営農センターの河合敦センター長は「今年も部会員の努力で松平の七草に相応しい品質の高い仕上がりになっています。ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
 同部会は、5戸の農家が合わせて約1ヘクタールで栽培。同地域はセリの販売が盛んなことを契機に1984年から「春の七草」を始めた産地で、ボリュームがあり7品目のバランスが良いと人気があります。同パックのほか、地元産米の「ミネアサヒ」と合わせた「七草がゆセット」(1セット1,500円<送料・消費税込>)の予約を昨年末に受け、今年は約600セットを発送しました。

写真=丁寧にパック詰めするアルバイトら