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加工用トマト次年度に向けて始動/新規栽培希望者ほ場巡回

2022.01.05

 JAあいち豊田は1月5日、ケチャップなどに使う加工用トマトの2022年度新規栽培希望者4人のほ場を巡回しました。春先の定植に向けて、栽培ほ場の環境などをJA営農指導員らと愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員合わせて3人が生産者立会いで直接見てアドバイスしました。
 この日は、新規栽培希望者のほ場4カ所を巡回。日当たりや用水の有無、水源や排水、土質や連作の状況などを確認し、加工用トマトの栽培に適したほ場条件を整えられるよう生産者にアドバイスを行いました。豊田市百々町の今井義雄さんは「加工用トマトは比較的手入れがしやすく、仲間の勧めから挑戦してみようと思いました。良い加工用トマトが出来るよう頑張りたい」と話していました。
 加工用トマトは、支柱を使わず露地栽培が可能で、比較的手入れが容易。コンテナを借りて出荷できるため、初期投資が比較的少ないことから、JAでは約10年前から組合員に栽培を呼びかけています。また、生産者が意欲的に栽培に取り組めるよう、新人賞を設けたり株当たりの収量が多収・増加した農家の表彰を行い、農作業グッズ等を贈呈するなど栽培意欲向上を図っています。
 2021年度は14人の生産者が合わせて55.7アールで4,428本の加工用トマトを栽培。7月上旬から8月上旬にかけて出荷し、契約出荷先のコーミ株式会社に12,945キロを出荷しました。主に同社の豊橋工場に送られ、国産トマトケチャップの原料として使われています。

写真=新規栽培ほ場を視察するJA営農指導員ら