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2022年産の小麦栽培を指導/JA高岡営農センター

2022.01.11

 豊田市高岡町にあるJAあいち豊田高岡営農センターは1月11日、「令和4年産小麦青空教室」を開き、麦栽培農家と同職員ら合わせて18人が参加しました。これは品質の良い小麦を作るために開くもので、今後の病害虫対策や追肥、雑草対策などを指導しています。
 この日は、JA営農指導課の小野田勝輝さんが2021年産の小麦の作柄をもとに、現状の気温や生育状況などを踏まえ、今年産の対応策を伝えました。前作は、は種期に気温が高く順調に生育したため出荷が早まると思われましたが、その後は平年並みの気温で推移し平年並みの出荷となりました。生産量は多かったが高温多雨で病気の発生があったため、特にうどんこ病の影響が大きく出ました。今年も、うどんこ病の発生が懸念されるため、3月下旬ごろの出穂前に予防防除を徹底することを重点に指導しました。高岡営農センターの萩野重正センター長は「近年高温多湿による病害虫等の被害でくず麦が多くなっている。被害を最小限に抑え良い品を多く出荷できるよう今回の教室を生育に活かしてほしい」と話していました。11月上旬には種した小麦は、6月上旬に収穫を迎える予定です。
 JA管内では、うどんなどに加工される「きぬあかり」とパンなどに加工される「ゆめあかり」を栽培。昨年は934ヘクタールで、約3845トンをJAあいち経済連などに出荷しました。


写真=JA指導員の話を熱心に聴く農家