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長期出荷に向けてイチゴの栽培状況を確認/JAあいち豊田いちご部会

2022.01.18

 JAあいち豊田いちご部会は1月18日、ほ場巡回指導会を開きJA営農指導員らが部会員のイチゴハウスを巡回しました。6月上旬までの長期出荷に向けて生育状況や病害虫の発生状況などを確認し今後の管理を指導しました。今年は気温の変化が大きく、生育が心配される時期もありましたが、部会員の細やかな栽培管理で品質の良いイチゴに仕上がっています。
 この日は、JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員らが上郷地域と高岡地域の部会員の栽培ハウス9カ所を巡回。ほ場の様子を観察しながら、病害虫防除のための予防散布や草勢状況から必要な電照時間など、今後の栽培管理方法を部会員と話し合いました。同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は「12月下旬から雨量が平年よりも少なく、乾燥した気候が続いているため、ハダニの増加が心配されます。今後も乾燥した状態が続くと、うどんこ病の発生も懸念されるため、ほ場の様子をこまめに観察し被害を最小限に抑えてほしい」と話していました。25日にも豊田地域と猿投地域の7カ所を巡回します。今後は2月に豊田市農産物ブランド化推進協議会などが主催する品評会が行われる予定です。
 同部会は17人の農家が約240アールで「章姫」「とちおとめ」「ゆめのか」「紅ほっぺ」を栽培し、出荷は6月上旬まで続く予定です。今年度は約80トンを「とよたのいちご」として出荷していきます。

写真=生育状況を確認し話し合う部会員ら