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確定申告に備え記帳指導/農家に寄り添う相談業務

2022.01.26

 JAあいち豊田営農指導課は毎年、確定申告で農業所得を申告する農家を対象に記帳指導会を開いています。組合員・農家に寄り添う活動として約20年前から始めました。確定申告に備え、今年は1月25日・26日の2日間に3会場で開き、合わせて18人が訪れました。
 これは、確定申告の白色申告に必要な収支内訳書などの作成をサポートするため、毎年1月に開いているもの。農業に関わる収入金額や必要経費を記入した帳簿の確認や確定申告に関する相談に税理士が個別に対応します。同課では前年出席者を中心に参加を呼びかけています。
 26日は、豊田市若林西町のJA高岡支店で記帳指導会を開き、組合員14人が相談に訪れました。農業倉庫を修繕した費用の記帳方法などの相談に税理士が対応しました。また、親から農業を引き継ぎ初めて農業所得を申告する人には、収支内訳書の作り方を丁寧に説明しました。相談に来た組合員の一人は「わからない事が気軽に相談できるので、安心して申告書が作れる。来年も利用したい」と話していました。また、記帳指導会を開くJA営農指導課の宇野達也課長は「適正な申告書を作るだけでなく、農業経営を見直すきっかけとして活用してもらいたい」と話していました。

写真=記帳の仕方を相談する組合員