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修了生8割越えの就農率/豊田市農ライフ創生センター修了式

2022.02.04

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する「豊田市農ライフ創生センター」は2月4日、豊田市西町にあるJA本店ふれあいホールで農作物栽培技術研修修了式を開きました。2年間で本格的に新規就農を目指す「担い手づくりコース」17期生16人と1年間で野菜などの栽培を学ぶ「生きがいづくりコース」3期生37人、桃・梨専門コース2期生2人が修了を迎えました。修了生の就農率は8割を超え、今後はJA産直部会などに加入する予定です。
 この日は、修了生のほか、太田稔彦同市長やJA石川尚人組合長、同センター職員などが参加。太田市長が出席した修了生代表に修了証書を手渡しました。また、JA石川組合長から記念品としてプラスチック製の計量バケツ「はかりマス」が贈られました。JA石川組合長は「基本に忠実に、いい仲間を作って切磋琢磨しながら、農産物を売る楽しさを味わい、充実した農ライフを過ごしてほしい」とあいさつしました。修了生の1人は「参考書などでは学べないちょっとしたコツや、この地域の風土に合った栽培方法を学ぶことができました。今後は学んだことを最大限生かし、向上心を持って栽培に取り組みたい」と話していました。
 同センターは新たな農業の担い手育成と遊休農地の活用などを目的に2004年4月に開講。市内に4カ所の研修所を持ち、平たん地や中山間地など地域に合った農業が学べます。前年度までに700人以上が修了しています。

写真=太田市長から修了証書を受け取る修了生