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甘長ピーマン次年度に向けて始動/新規栽培希望者ほ場巡回

2022.02.08

 JAあいち豊田は2月8日、今年から甘長ピーマンの栽培を始める予定の生産者を訪問し、栽培環境の確認と定植までの準備を説明しました。JA営農指導員と愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員合わせて4人が、生産者立会いで栽培予定地を直接見てアドバイスしました。
 この日は、JA甘長ピーマン部会に新規加入した豊田市御船町にある鈴木孝義さんのほ場を訪問し、日当たりや水源の有無、排水環境、土質や連作の状況などを確認。栽培に適したほ場条件を整えられるよう生産者にアドバイスを行いました。鈴木さんは「本格的に農業を始めようと思った時、比較的手入れが簡単で出荷しやすく、おいしい甘長ピーマンを栽培してみようと思いました。部会に加入して勉強していきたい」と話していました。
 甘長ピーマンは、同市の中山間地域で広く栽培され、JAでは特産化を進めています。1袋160グラムと軽量で、1袋からJAへの出荷が可能なため、高齢者や女性でも取り組みやすいことも特徴です。10年前に比べ部会員は2倍以上に増加。2021年度は34人が合わせて約40アールで、大振りで曲りの少ない「松の舞」を栽培し、6月から11月上旬にかけて地元市場を中心に出荷しました。

写真=新規栽培希望者のほ場を視察するJA営農指導員ら