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農家選りすぐりのイチゴ競う/原田眞吉さんが2年連続金賞

2022.02.18

 JAあいち豊田と豊田市などで組織する豊田市農産物ブランド化推進協議会は2月18日、同市広路町にあるイオンスタイル豊田で豊田市農林畜産物品評会「いちごの部」を開きました。農家選りすぐりのイチゴ4パック1セットを1点とし、全7点が出品されました。厳正なる審査の結果、豊田市若林西町の原田眞吉さんが金賞を受賞。昨年に続き2年連続となりました。
 この品評会は生産者がお互いに競いながら品質・生産向上を目指し、より良いものを消費者に提供するとともに地元農産物のPRと消費拡大を目的に開いているもの。この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者など合わせて4人が審査員を務めました。審査員らは、糖度や食味、熟度や形状、色あいなどをひとつひとつ確認しながら丁寧に審査しました。審査の結果、銀賞は同市畝部東町の酒井由美子さん、店長賞は同市東梅坪町の太啓建設株式会社が受賞しました。同農業改良普及課の鈴木暁生主任専門員は、「今年もとよたのいちごに相応しい、農家の努力が感じられる出品物ばかりだった」と話していました。
 同店では、この日に合わせ、店舗の入り口付近にイチゴの特設売り場を設置し、来店者にPRしました。また、品評会に出品されたイチゴの一部は、同市梅坪町の児童養護施設に同日寄付しました。
 JAいちご部会が栽培したイチゴは「とよたのいちご」として地域内外多くの消費者に人気。今年度は17人の農家が約240アールで「章姫」「とちおとめ」「ゆめのか」「紅ほっぺ」を栽培し、今年度は、6月上旬までに約80トンを出荷する予定です。

写真=出品されたイチゴを審査する審査員