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就農に向け研修スタート/農ライフ創生センター開講式

2022.03.01

 JAあいち豊田と豊田市が共同運営する「豊田市農ライフ創生センター」は3月1日、豊田市西町の同JA本店で農作物栽培技術研修開講式を開き、20歳代から60歳代まで合わせて61人が入講しました。同センターは、定年退職者などを新たな農業の担い手として育成し、「生きがい型農業」の実践を支援することで、遊休農地の活用と高年齢者の生きがいづくりを目的としています。 
 研修コースは3つあり、受講生のニーズに対応しています。今年は2年間で本格的に農業を学ぶ「担い手づくりコース」に29人、農業を楽しみたい人が1年間学べる「生きがいづくりコース」に30人、果樹農家として独立自営を2年間で目指す「桃・梨専門コース」に2人が入講。市内3カ所の研修所で、平たん地や中山間地の地域に合った農業を、実技を主体に学んでいきます。
 この日は、入講生のほか、JA石川尚人組合長や太田稔彦同市長、同センター職員などが参加。JA石川組合長は「農業には新しい発見や感動、いろいろな瞬間がある。農業の魅力をじかに感じて、楽しい農ライフを過ごしてほしい」と話していました。
 同センターは新たな農業の担い手育成と遊休農地の活用などを目的に2004年4月に開講。これまでに700人以上が修了し、修了生の8割以上が農業に携わり、地域農業を支えています。

写真=あいさつをするJA石川組合長