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農家やJAの課題を職員が分析・研究/14チームが1年間の成果を発表

2022.03.04

 JAあいち豊田アグリアドバイザー協議会(AAC)は3月4日、豊田市西町の同JA本店で今年度のAAC研究発表大会を開きました。今年で23回目となる同大会は、営農部の職員が農家所得の向上につながる研究や、農家やJAの課題を分析し解消するための活動を発表するものです。14チーム20人が参加し、1年間の研究成果を発表しました。
 この日は、各チームがプレゼンテーション資料を使い、持ち時間10分で取り組み内容を説明しました。発表は、直売所の活性化や、中山間地の新規栽培品目の提案、米の高温対策など多岐に渡りました。テーマの着眼点や、研究の完成度・持続性などを基準に、経済担当常務と営農部の部課長の合わせて7人が審査しました。
 審査の結果、JA上郷営農センターの高山勇太さんが発表したJA事業所の業務改善をテーマにした発表が最優秀賞を受賞しました。高山さんは、各職員の1日の行動を見える化することで業務効率を上げる取り組みや、業務費の削減を実績を交えて発表しました。営農部の柴田力行部長は「それぞれが研究した課題を全体で共有し継続することで効果はさらに上がる。今後も農家の課題解決に貢献できる事業を展開したい」と話していました。
発表の様子はビデオカメラで撮影し、各事業所のパソコンで閲覧できるようにする。情報を共有し、事業に活用していく予定です。

写真=1年間の研究成果を発表する営農部職員