ニューストピックス

地域農業発展に貢献し受章/小菊栽培と繁殖和牛の複合経営をする梶孝光氏

2022.03.25

 豊田市下山地区で小菊栽培と繁殖和牛の複合経営をする梶孝光氏(72)は、公益社団法人大日本農会が主催する令和3年度農事功績表彰で緑白綬有功章を受章しました。3月25日には、豊田市西町のJAあいち豊田本店を訪問しJA役員らに受章を報告しました。
 同会は、農事功績者表彰事業を行い、農業改良の実行に顕著な功績をあげ、地域農業の発展に貢献するとともに現に優良な農業経営を行う農業者を表彰しています。この事業は1894年から始まり今回で105回目となります。毎年各都道府県から1人ずつ推薦され、同市の農業者としては2007年度以来の受章となりました。
 この日JAを訪れた梶氏は、JAの石川尚人組合長に受章の報告。「下山地区以外から小菊栽培の就農者も受け入れ、これからも栽培と合わせて人材の育成にも尽力していきたい」と話していました。
 梶氏は、土づくりのための堆肥施用や整枝作業の簡略化、畝内マルチがけ同時施法等の省力化技術の導入で高品質・安定生産実現。JAあいち豊田下山高原生花生産組合の組合長として安定出荷のための技術指導や後継者育成で、県内最大の小菊の共選共販体制を築くなど、農業の発展に大きく貢献しました。

写真=緑白綬有功章を受章した梶孝光氏(写真右)