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直接指導で新規栽培農家を手助け/イチジク栽培指導会

2022.05.25

 JAあいち豊田いちじく部会は、新部会員を対象にそれぞれのほ場に出向き栽培指導会を開いています。イチジクは苗木を定植して2年目から出荷が始まり、順調にいけば3年目から本格的な出荷となります。JAは、部会員の熟練度に応じた栽培管理を手厚くサポートすることで、さらなる生産拡大を目指しています。
 5月25日は、JA営農指導員と豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が、新部会員2人のほ場を訪れました。今年は、発芽時期の天候がよく、霜が降りるほどの冷え込みもほとんどなかったため、生育は順調。この日は芽かき作業を中心に、伸ばしていく枝の選び方などのポイントを実践的に指導しました。また、部会員の質問を1つ1つ解決して、今やるべきことと今後の栽培で気を付けることを助言しました。JA豊田営農センターの柴田幸一さんは「イチジクの木は順調に生育しています。今後病害虫が発生する恐れがあるので、その都度しっかり防除をしてほしい」と話していました。
 同部会は45人の農家が約6.4ヘクタールで品種「桝井ドーフィン」「サマーレッド」を栽培。昨年は66.5トンを出荷し、今年も同量を目指しています。今後も定期的に巡回を開き、次回は誘引作業を説明する予定です。

写真=栽培方法を熱心に聞く部会員