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より良い品質を求めて房作り学ぶ/JAぶどう部会

2022.05.27

 JAあいち豊田ぶどう部会は5月27日、豊田市堤本町にある同部会員の酒井隆充さんのブドウ園で房作り講習会を開きました。部会員5人とJA職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員が参加し、同農業改良普及課職員からの指導と部会員らの意見交換を行いました。
 現在は、「巨峰」の房の形を整える最終調整の時期。消費者に選ばれるブドウを作るため、摘房する房や粒の見極め方、注意点を学びました。また、部会員からは病害虫対策の質問が多く出され、JA職員がおすすめの殺虫剤を紹介し、早めの対策をするよう呼びかけました。同農業改良普及課の原良将主任は「生育は例年通り順調に進んでいます。今年はカメムシの発生が多く見られるため、袋掛け前の6月下旬までしっかりと防除してほしい」と話していました。毎年生育状況が変わるため、日誌をつけるなどこまめな観察を勧めました。今後は、日焼け防止、害虫対策の袋がけなどを行い、8月上旬に「巨峰」の出荷を迎える予定です。
 同部会は、11戸の農家で構成され総面積136㌃で育てている。昨年は「デラウェア」を約3.2㌧、「巨峰」を約1.7㌧出荷し、今年も同量の出荷量を見込んでいます。


写真=直接指導を受ける部会員ら