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とよたの桃いよいよ出荷/「ちよひめ」目ぞろえ会

2022.06.13

 県下有数の桃産地、豊田市猿投地区で桃の収穫が始まりました。JAあいち豊田桃部会は6月14日から早生品種「ちよひめ」を選果施設に持ち込み、16日には出荷を始めます。今年は5月に入り日中の気温が高く、平年に比べて早い収穫となったため小玉傾向ですが、糖度は高く品質は良好。「ちよひめ」は昨年より150ケース増の1400ケース(約5キログラム入り)を出荷する予定です。
 6月13日には、豊田市四郷町にあるJA選果場で桃の早生品種「ちよひめ」の目ぞろえ会を開きました。この日は、部会員をはじめJAあいち経済連や市場関係者、JA職員など合わせて21人が参加。市場関係者が他産地の果物出荷状況を説明した後、部会員が持ち込んだ桃をサンプルに形状や熟度などの出荷規格を確認しました。同部会の森敏康部会長は「今年の桃の出荷が始まる。味は確かなものができたので、出荷規格を確認して品質の良い桃を出荷してほしい」と話していました。
 同選果場に集められた「ちよひめ」は、傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れて名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。同部会は48戸の農家が52.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬までに、全品種合わせて500トンの出荷を目指しています。

写真=桃の出荷規格を確認する部会員ら