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さなげのスイカ出荷最盛期/大玉で甘さ十分

2022.06.15

 スイカの産地、豊田市猿投地区でスイカの出荷が最盛期を迎えています。出荷するのはJAあいち豊田猿投西瓜部会で、6月15日には約1000ケース(12トン)を出荷しました。今年は、5月下旬から気温が上がり日照時間も増えたことで、大玉傾向で甘み十分なスイカに仕上がっています。7月中旬までに約288トンを出荷する見込みです。
 同部会で栽培するスイカは「祭りばやし777(スリーセブン)」が主力。食べた瞬間のシャリ感と高糖度で消費者に人気が高い。
 この日は、部会員がJA猿投営農センターに持ち込んだスイカをサイズごとに選別。手で叩き、響く音で異常がないか確認後、箱に詰めて市場へ出荷しました。検品のためカットしたスイカは糖度12.7度。糖度が11度を超えると甘いといわれる中、甘さも十分です。同部会の鈴木晴道部会長は「例年通りの甘いスイカが収穫できた。家族みんなで味わってほしい」と話していました。この日出荷したスイカは、愛知県内のスーパーやJA選果場に並ぶ予定です。
 同部会では、市場に出回るスイカが比較的少ない6月上旬の出荷開始をねらい、まだ寒い2月下旬からビニールトンネルを使って栽培を始めます。8戸の農家が同市御船町・上原町・亀首町を中心に、猿投地域の約7.2㌶の畑でスイカを栽培しています。

写真=出荷のピークを迎えた「さなげのスイカ」