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一つ一つ丁寧に/とよたの桃「日川白鳳」の出荷始まる

2022.06.22

 JAあいち豊田桃部会は6月22日、桃の早生品種「日川白鳳」の出荷を始めました。今年は花が咲く時期に晴れが程よく続き、霜も降りなかったため、例年に比べて生育はかなり順調。糖度や着色など品質の良い桃に仕上がっています。
 この日は豊田市舞木町にある同部会の森敏康部会長の畑でも収穫作業が行われました。一つずつ丁寧に、形や大きさ、熟度などを確認しながら手作業で収穫しました。森さんは「今年は例年より糖度の高い桃が多いです。消費者が笑顔になるよう一生懸命作ったので、たくさん食べてほしいです」と話しました。
 収穫された桃は、JA選果場に運ばれ、光センサーを用い、「糖度」「熟度」「着色」により選別され、甘みのあるおいしい「とよたの桃」として豊田市公設地方卸売市場をはじめ、名古屋や岡崎、浜松などの市場へ出荷されます。
 同部会は、48戸の農家が合わせて約52.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。「ちよひめ」から始まった出荷作業は、今後7月上旬の中心品種「白鳳」、7月下旬の「川中島白桃」を経て、「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月上旬まで、順次収穫・出荷されます。今年は500トンの出荷を見込んでいます。

写真=丁寧に桃を収穫する森敏康部会長