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発芽率向上を目指して/ヤマゴボウは種研修会

2022.07.13

 JAあいち豊田山ごぼう部会は7月13日、豊田市四郷町にあるほ場では種研修会を開き、部会員や同JA職員、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課など合わせて11人が参加しました。
 これは8月から始まるは種を前に、は種前に行ううね均平作業と、は種機の使い方、は種後ドラム缶を使った鎮圧作業などを確認することが目的。ヤマゴボウは発芽率が他の作物より低く、初期の管理が栽培を大きく左右します。確実な作業で生産力を上げ、農家所得の増加を目指します。
 この日は、ベテランの部会員が実際の道具を使いながら、一連の流れを説明。部会員らは機械の動きを確認し、今後の栽培工程を熱心に話し合いました。同JA営農指導課の山岡勝宏課長補佐は「ヤマゴボウはは種作業が一番重要。ポイントを再確認して、発芽率の向上につなげてほしいです」と話しました。今後は、ほ場巡回をしながら11月上旬の目ぞろえ会を経て出荷が始まり12月まで続く予定だ。
 同JA山ごぼう部会は、合わせて32人の農家が、同市の平坦地から中山間地の60アールで栽培。昨年は約2トンを出荷し、今年も同量を目指す。

写真=は種機の使い方を確認する部会員ら