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人気の黄桃「黄美娘」出荷始まる/黄美娘・なつっこ目ぞろえ会

2022.07.15

 JAあいち豊田桃部会は7月15日、豊田市四郷町にある同JA選果場で、黄桃「黄美娘」と白桃「なつっこ」の目ぞろえ会を開きました。今年は着果時期の天候がよく生育は順調。糖度や着色など品質の良い桃に仕上がっています。「なつっこ」は18日、「黄美娘」は早ければ21日に店頭に並ぶ予定です。
 「黄美娘」は黄色の果肉で白桃とは異なり、濃厚な味ととろけるような食感が特徴。県内では黄桃を共選で出荷しているのは同JA桃部会のみ。「なつっこ」は大玉で、酸味が少なく甘みの強いのが特徴。両品種とも部会の半数以上の部会員が栽培しています。
 この日は、部会員をはじめJA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員などが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち込んだ桃をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。同部会の森敏康部会長は「消費者の喜ぶ顔を思い浮かべながら、体調にも気を付けて出荷作業をしてほしいです」と話していました。
 同部会がある同市猿投地域は、県内有数の桃の産地。今年は6月22日から桃の出荷を始めています。48戸の農家が合わせて52.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。「とよたの桃」として豊田市場をはじめ、名古屋や岡崎、浜松などの市場へ出荷されます。晩生品種「ゴールデンピーチ」など9月上旬まで順次出荷され、各品種合わせて500トンの出荷を予定しています。

写真=出荷規格を確認するJA職員と部会員ら