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主力品種の梨「幸水」始まる/食味の仕上がりは良好

2022.07.26

 みよし市果樹組合共撰梨部は7月26日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨「幸水」の目ぞろえ会を開きました。「幸水」は同部員全員が栽培する主力品種。酸味が少なく甘みがあり、果汁がたっぷりのシャリ感が楽しめます。今年は梅雨の時期が少なく、玉伸びが不安だったがその後の高温で、食味が良い梨に仕上がりました。集荷は27日から始まり、30日に地元スーパーなどの店頭に並ぶ予定です。
 この日は、同部員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、同JA職員ら合わせて31人が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。同部の塚崎美詔部会長は「幸水は盆前が勝負。色味をよく見てたくさん出荷してほしいです」と部員に呼び掛けました。
 収穫された梨は、豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷され、同施設に併設する直売所でも販売します。同部は13人の農家が8.6ヘクタールの畑で「愛甘水」「幸水」「豊水」「あきづき」を栽培。今年は全品種合わせて97.5トンの出荷を見込んでいます。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=梨の出荷規格を確認する部員ら