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稲武の小菊品評会/高品質な小菊出そろう

2022.08.05

 JAあいち豊田稲武高原花き部会は8月5日、豊田市武節町にあるJA稲武営農センターで小菊品評会を開きました。白・黄・赤色の小菊合わせて23点が出品され、最高順位のあいち豊田農業協同組合長賞には、同市小田木町の青木勇さんが栽培した黄色小菊の品種「秀みけし」が輝きました。
 この品評会は、栽培技術の改善と品質の向上を目指して農家の経営安定につなげることを目的に、出荷最盛期を迎えるこの時期に毎年開いています。
 審査は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課とJA職員ら4人が担当しました。出荷規格に準じてボリュームや病害虫の有無、フォーメーションなどを中心に審査し、合わせて7点の入賞を決めました。同農業改良普及課の河村治代主任専門員は「今年は短い梅雨の後に高温と不安定な天候で生育が心配されましたが、生産者の努力によって高品質な小菊が出そろいました」と評価しています。出品された小菊は12日まで同営農センターに展示して、農家に小菊栽培を呼びかけ生産拡大につなげていきます。
 同部会は7人の農家が約120アールで小菊を栽培。約4000ケース(1ケース80~140本入)の出荷を見込んでいます。同部会がある地域は、標高が高く寒暖差があり夜温が低いため、小菊が色鮮やかで日持ちが良いのが特徴。市場からの評価も高いです。

写真=つぼみの開き具合やボリュームなどを見る審査員