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酸味ほどよく順調に生育/梨「豊水」始まる

2022.08.19

 みよし市果樹組合共撰梨部は8月19日、みよし市三好町にあるJAあいち豊田グリーンステーション三好で梨「豊水」の目ぞろえ会を開きました。「豊水」は果汁が多く、果肉が柔らかく甘さとほどよい酸味が特徴の人気品種。今年は梅雨の時期が短く玉伸びが不安でしたが、その後の高温で順調に生育しています。同月23日から収穫を始めます。
 この日は、同部員をはじめ、市場関係者やJAあいち経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、同JA職員らが参加。他産地果物の情報や市場情勢を共有した後、部員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取り、着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。同部の塚崎美詔部長は「ほどよい酸味を味わってもらえるように、品質の良い梨を出荷してほしいです」と部員に呼びかけました。
 収穫された梨は、豊田市や名古屋市の市場へ「みよしの梨」として出荷され、同施設に併設する直売所でも販売します。同部は13人の農家が8.6ヘクタールの畑で4品種の梨を栽培。30日には、同市で最終品種の梨「あきづき」の目ぞろえ会を控えています。今年は全品種合わせて97.5トンの出荷を見込んでいます。また、同市で栽培する果実の総称を「甘みよし」として、産地のブランド化にも力を入れています。

写真=梨「豊水」の出荷規格を確認する部員ら