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シーズン最後「ゴールデンピーチ」出荷へ/目ぞろえ会開催

2022.08.17

 JAあいち豊田桃部会は8月17日、豊田市上原町にある同JA猿投営農センターで、ゴールデンピーチの目ぞろえ会を開きました。今年は病害虫の被害が少なく、心配されていた玉伸びも順調。例年通り仕上がりは良好です。早ければ23日に店頭に並ぶ予定で、9月上旬に出荷のピークを迎えます。
 「ゴールデンピーチ」は白桃とは異なり、黄金色果肉の大玉で、果汁が多く酸味は少ないです。糖度が高くマンゴーのような食感が楽しめる人気品種。県内で黄桃を共選出荷しているのは同桃部会のみ。39戸の農家が栽培しています。
 この日は、部会員をはじめJA職員や市場関係者が参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち込んだ桃をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。同部会の森敏康部会長は「シーズン最後の桃。出荷規格をしっかり確認して、体調に気を付けて作業してほしいです」と話していました。
 同部会がある猿投地域は、県内有数の桃の産地。今年は6月22日から桃の出荷を始めています。48戸の農家が合わせて52.4ヘクタールで9品種の桃を栽培。「とよたの桃」として豊田市場をはじめ、名古屋や岡崎、浜松などの市場へ出荷されます。各品種合わせて500トンの出荷を見込み、晩生品種「ゴールデンピーチ」は9月中旬まで順次出荷予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら