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生産者の努力を感じるナス品評会/加藤誠一さんが金賞受賞

2022.09.01

 豊田市農産物ブランド化推進協議会は9月1日、豊田市山之手にあるトヨタ生活協同組合メグリア本店で豊田市農林畜産物品評会「ナスの部」を開きました。JAあいち豊田なす部会が、ナス「筑陽」を3本1組とし、全24点を出品。どれも品質の良いナスが並び、レベルの高い品評会で審査員を悩ませました。厳正な審査の結果、同市松平町の加藤誠一さんが4年連続の金賞に輝きました。
 同品評会は生産者の生産技術や品質の向上を目的に開催。一般消費者が多く訪れる同店で行うことで、地元農産物を知ってもらい「地産地食」を促しています。
 この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員や市場関係者、同店の店長ら5人が審査しました。出品された3本のそろいや艶、色、形、傷、病害の有無など一つ一つ確認しました。審査の結果、銀賞は同市冷田町の酒井直さん、銅賞は同市美里の増田富夫さん、メグリア賞には同市本町の近藤美代子さんがそれぞれ輝きました。同農業改良普及課の森本杏子主任は「7、8月は雨や日照不足などの天候不順の影響が心配されましたが、形や色、艶の良いものがそろいました。生産者の努力が感じられます」と話していました。出品されたナスは社会福祉法人とよた光の里へ寄付されました。
 同部会は48戸の農家が2.68ヘクタールでナスを栽培。出荷するナス「筑陽」はボリュームがあり消費者や市場からも好評で、同市の学校給食にも使われています。出荷は10月末まで続く予定で、今年は140トンを見込んでいます。

写真=厳正に審査する審査員ら