ＪＡあいち豊田は９月１５日、豊田市元城町にあるとよたエコフルタウンで、行政と協力して栽培する特別栽培米「赤とんぼ米」の稲刈りを行いました。環境に配慮した農業の取り組みを知ってもらうために栽培するもので、今年で５年目を迎えます。
　この日は、施設内の小川付近に作られた１０平方メートルの田んぼで５月に田植えをして育てた赤とんぼ米を豊田市役所とＪＡ営農指導課の職員らが協力して稲刈りをしました。刈り取った稲は、はざかけをして、乾燥・脱穀後、１０月上旬に同市で行うイベントなどで来場者にふるまう予定です。
　田んぼの横には、農薬などを愛知県慣行基準の５割以下で栽培し、水生生物に配慮した農業を説明した「赤とんぼ米」の看板を設置。人にも環境にも優しい米づくりを分かりやすく伝え、ＳＤＧｓ達成に向けた取り組みのひとつとして活動しています。
　同施設は、都市の先進技術と山村の原風景が共存して、持続可能な「豊かな暮らし」を目指した新たな取り組み事例を体感できる場所として、学び・遊び・体験などのさまざまな取り組みが行われています。

写真＝施設内で育てた「赤とんぼ米」を収穫する同市職員