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大玉で甘い梨「新高」出荷へ/JAあいち豊田梨部会

2022.09.26

 JAあいち豊田梨部会は9月26日、同市四郷町にあるJA選果場で梨「新高」の目ぞろえ会を開きました。「新高」は大玉で果汁が多くてみずみずしく、酸味が少ないのが特徴の梨。日持ちがよく、贈答品としても人気があります。今年は生育のはじめに日照不足が心配されましたが、後半から雨もほどよく降り順調に仕上がり、27日から荷受けが始まります。
 この日は、部会員をはじめ、市場関係者や愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。農業改良普及課の原良将主任は「これからシンクイムシやカメムシの被害に遭わないよう防除に気をつけてほしい」と話し、同部会の梅村和也部会長は「出荷規格を確認しよい梨を出荷して、消費者に『新高』のおいしさを知ってもらいたい」と呼びかけました。
 同市は県内有数の梨の産地。収穫した梨はJA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、「糖度」「熟度」「着色」などで選別されます。「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場の評価も高く、同市や名古屋市の市場へ出荷されます。
 同部会は猿投・上郷地区の生産者43人が所属し、合わせて26.8ヘクタールで8種類の梨を栽培。今後、ジャンボ梨で有名な「愛宕」を経て、12月上旬まで出荷が続く予定です。

写真=食味を確かめる市場関係者ら