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柿「富有」「次郎」「富士柿」「陽豊」続々と出荷

2022.10.06

 JAあいち豊田柿部会は10月6日、豊田市四郷町にある同JA選果場で柿「富有」「次郎」「富士柿」の目ぞろえ会を開きました。今年は高温や雨の日が多く生育が心配されたが、同部会員の適宜な防除などにより昨年に比べて順調に仕上がっています。「富有」は10月14日から、「次郎」は10月17日から、「富士柿」は10月6日から出荷を始めます。
 この日は、部会員7人と市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員などが参加。部会員が持ち寄った柿をサンプルに、色や形、糖度などの出荷規格を統一しました。JA愛知経済連の職員は「今年はやわ果が多いので、出荷前によく確認してほしい」と部会員に呼びかけました。同農業改良普及課原良将主任は「病害虫の被害が心配されます。出荷時期と来年度に向けても引き続き防除に気をつけてほしい」と話していました。
 今年は7戸の農家が、324.5アールで柿「太秋」「富有」「次郎」「富士柿」を栽培。昨年は合わせて6.6トンを出荷し、今年はそれを上回る出荷量を目指しています。品種を変えながら12月上旬まで出荷が続く予定です。また、同部会では規格外品を加工用で買い取り「柿ようかん」などにして販売。農家所得向上にも力を入れています。
 10月7日には、みよし市果樹組合共撰柿部がみよし市三好町にあるJAグリーンステーション三好で柿「富有」「陽豊」の目ぞろえ会を開き、「富有」は12日から、「陽豊」は20日ころに出荷を始める予定です。

写真=出荷規格を確認する部会員ら