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市場で高評価 ハクサイ出荷始まる JAあいち豊田白菜部会

2022.11.04

 JAあいち豊田猿投白菜部会は11月3日からハクサイの収穫、出荷を始めました。収穫は11月下旬から12月上旬に最盛期を迎え、1月中旬まで続く予定です。今年のハクサイは9月下旬から降雨量が少なかったため、生育が穏やかでしたが、10月の冷え込みにより結球が進み、例年並みの出荷時期となりました。
 豊田市上原町の畑では、同部会の株式会社上原農園がハクサイ「ゆめぶき」の収穫作業を始めました。収穫は、包丁を使って一球一球丁寧に切り取り、その場で重さを量り、サイズごとに段ボールに詰めていきました。鮮度を保つため市場が休みの日以外は、収穫したその日にJA猿投営農センターに持ち込み、豊田市と名古屋市の市場に出荷され、翌日にはスーパーなどの店頭に並びます。上原農園代表の山田良一さんは「例年に比べ、多少小ぶりだが品質の良いものができあがった。鮮度が大切なので地元産のおいしいハクサイを多くの人に味わってもらいたい」と笑顔で話しました。同部会では11月10日ごろから主力品種の「黄ごころ」「きらぼし」の収穫が始まる予定です。
 同部会は、13戸の農家で構成し、今年は11戸の農家が合わせて約794㌃で「黄ごころ」「きらぼし」などの黄芯系品種を中心に栽培しています。厳選された品質の良いハクサイとして市場の評価も高いです。今年は、全体で約650㌧の出荷量を見込んでいます。

 

写真=ハクサイの収穫作業をする部会員