ＪＡあいち豊田の子会社で葬祭事業を行う株式会社ＪＡあいち豊田サービスは１０月２９日、豊田市前林町にある葬祭ホール「やすらぎホール高岡」で人形供養祭を開きました。コロナ禍の自粛生活で外出を控え家内整理をする人が増えた影響で、２９１世帯が来場しました。これは、人形やぬいぐるみを感謝の気持ちを込めて供養するもので、同社が社会貢献活動の一環として２００５年から年に１度、ＪＡ管内の葬祭ホールで開いています。
　この日は、家族連れなど多くの人が訪れ、１世帯１体ずつ人形を祭壇に並べました。ホールでは感染症対策を施し、密を避けながら、祭壇に供えられた人形に手を合わせ焼香しました。来場者は「４０年近く大切にしてきたお人形を供養してもらえてうれしい」と話していました。午後から開かれた供養式では、たくさん並べられた人形に真宗大谷派寺院「願誓寺」住職が勤行しました。
　１１月２２日には、同社役員らが志納料を豊田市社会福祉協議会へ寄付する予定です。

写真＝祭壇に供えた人形に読経する願誓寺住職