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第22回ジャンボ梨コンテスト 梨「愛宕」の初セリで45万円 JAあいち豊田梨部会

2022.11.08

 JAあいち豊田梨部会は11月8日、豊田市高崎町にある豊田市公設地方卸売市場で晩生品種の梨「愛宕」の重量を競う「第22回ジャンボ梨コンテスト」を開きました。最高位の愛知県知事賞は、豊田市乙部町の那須一徳さんが出品した重量2.934キログラム、胴回り58.9センチメートルの梨が受賞しました。那須さんの梨は、同市場の競りにかけられ有限会社マルシン青果が45万円で競り落としました。
 この日は、同部会で梨「愛宕」を栽培する生産者のうち17人が各1点を出品したほか、同JA管内の県立猿投農林高等学校の生徒が実習で育てた梨1点の合わせて18点が出品されました。審査は、梨の重量で順位を決め、重量が同じ場合は胴回りのサイズが大きいものを選びます。愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員らが重量と胴回りを測定しました。2位の豊田市長賞は2.924キログラムで舞木町の加藤吉裕さんが、3位のあいち豊田農業協同組合長賞は2.862キログラムで乙部町の梅村和也さんが受賞しました。
 ジャンボ梨コンテストは、日ごろ高品質な梨作りを目指す部会員が、梨「愛宕」の重量を競うことで生産技術の向上を図り、来季にむけ生産意欲を高めることが目的です。
 同市は県下有数の梨産地。JA梨部会は、同市猿投地区と上郷地区で43人の農家が所属し、合わせて26.8ヘクタールで8品種の梨を出荷しています。今年は、全品種で約423トンの梨の出荷を予定しています。

 

写真=重さ2.934キログラムの梨「愛宕」で優勝した那須さん(中)